アルコール依存症について(5)結局誰にも止められない

連休に、お墓参りと病院の定期面談で叔父のところに訪れた時のこと。

午前中の面談を終えた時、すでに叔父はふらふらでした。

お酒が切れて身体に禁断症状が出たのです。

お寺に着いた頃には、青白い顔で冷や汗をかき始め、身体をくの字に折り曲げて歩けなくなりました。

すると義母が「ターちゃん(タカオさんの愛称)もう少しの辛抱だから!」と言って近所のお蕎麦屋さんに入りビールを注文したのです。

目の色を変えて目の前のビールを「ぐーっ!」と一気にあおる叔父。

私達があっけにとられていると、突然叔父の背筋がシャキンと伸びました。

義母は「とりあえず身体にガソリンを入れた」と言いました。

「いや、いや、それは違うでしょう!」と心の中で思いっきりつっこみを入れましたが、叔父が急に元気になった様子を見て、「なるほど」と思いました。

もうお酒を飲まないと禁断症状で身体が機能しないのです。

義母とスナックのママの間で、「叔父にお酒を飲ませない、ノンアルコールを飲ませる事」との約束事があります。

でもスナックのママは「タカオさんがかわいそう」と、結局お酒を飲ませてしまうのです。

義母は「約束が違う!」と怒っていたのですが、いざ叔父が動けなくなるとやはり見ていられなくなりました。

帰りのタクシーの中、ぐっすり眠る叔父を見て、運転手さんが「お父さんのアルコール依存症のせいで一家離散した家族の話し」を始めました。

「アルコール依存症の人はすぐに病院に入れないと大変な事になるよ」と。

その通りなのですが…

誰か何とかしてくれないだろうか…でももうどうにもならない。

あきらめたり、悟ったり、沢山の忖度をした日でした。

#介護 #認知症 #遠距離 #アルコール依存症

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