見知らぬ女性から道ばたでメモを渡された日
たまに会うだけで認知症は見抜けない
2016年3月、夫と二人で400キロ離れた夫の叔父の家に恒例のお墓参りに行った時のことです。
いつも通りの帰り道、叔父の家から駐車場に向かって歩き出すと、道ばたで黒いコートの見知らぬ女性が突然声をかけて来ました。
「すみません。タカオさん(夫の叔父)の甥っ子さんですか?」
「えっ?」と言う間もなく、その女性は私達にさっと紙切れを渡し、「近所の者です。後でお電話をください!タカオさんには内緒で!」と言って素早く去っていきました。
紙には名前と電話番号の走り書き。
私達は「誰?誰なの?何?」と驚きながら家路に着きました。
帰宅後、迷いながらも女性に電話をかける事に。
女性は近所のスナック(駅)のママでした。
寒空の中、顔も知らない私たちの事を道ばたで何時間も待っていたのです。
女性「タカオさんは認知症です。ご存知でしたか?」
私「えっ?…いいえ…。」
女性「近所でも有名です。みんな心配しています。火の元も心配です。それと詐欺にも引っか
かっています。」
私「えっ!?」
女性「親戚の方と何とか連絡を取りたいと、タカオさんに何度も連絡先を聞いたのですが教え
てくれなくて。」
私「えっ!?」
女性「今日甥っ子さんが来ると聞いて待っていました。近所からの苦情が自治会班長の私の所
に来ています。包括センターには私の方から連絡をしました。一度ご家族と相談してく
ださい!」
私「えーっ!?」
あまりに突然の話しに全くついて行けず、「えっ!?」しか言葉を発する事ができませんでした。
叔父との会話はいつも通り穏やかでした。
でもそういえば、お茶を飲む時に自分の湯呑みにだけお茶を注いでいたような…。
ちょっと違和感はあったような、なかったような…?
#介護 #叔父 #遠距離 #認知症


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