地面師詐欺がやってきた!(1)

偶然なのかどうなのか、田舎の土地の木を切る騒ぎから二ヶ月程たった時の事です。

突然、不動産屋を名乗る青年が実家を訪ねて来ました。

その青年は「父の田舎の土地を買い取りたい」と言うのです。

父はその青年を見て、「気立てが良さそうな子だ」とひと目で気に入りました。

人を疑ったことがない昔気質な父は「なぜ?」という疑問がありませんでした。

知らない人がなぜ自分の持っている田舎の土地の事を知っているのか?なぜ?

見た目は清潔感にあふれ、笑顔も可愛いその青年は…。

一時期流行っていた地面師詐欺でした。

ある日、母から電話がかかってきました。

「田舎の土地をお父さんが売るんですって!」

私は父に聞きます。「急にどうしたの?」

「田舎の土地を買いたいという不動産屋が来てな。」

「え?売れない土地じゃなかったっけ?市役所に寄付したいって言っても断られたんじゃなか

ったの?」

「あそこら辺な、どうやら開発をするらしい。」

「へーっ?」

何となく違和感を覚えて「ねぇ、本当に大丈夫なの?」と聞きましたが、父は「若くて気立ての良い子でなぁ」と、孫の事を話すような口ぶりです。

忙しかった私はその時は深く確かめず、何となくもやもやしながらも放置してしまいました。

それから一ヶ月がたった頃、家中大騒ぎになりました。

#母の介護#認知症#地面師詐欺

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