片付けても片付けてもゴミ屋敷

実家の掃除は困難を極めていました。

「今までなぜ気付かなかったのだろう」と思うほど家中荷物の山です。

毎週末、大量の荷物を分別しながら片付け、捨てる、を繰り返しました。

整理をしてもしても終わらず。

しかもその中から通帳とカードを同時に探さなくてはならず、奇跡のように見つけても、次の日にはまた「通帳が無い!」の繰り返しです。

ある時、堪忍袋の緒が切れた私は「私が通帳とカードを預かる!」と言って自宅に持って帰りました。

すると今度は母がパニックを起こし、毎晩父の胸ぐらをつかみ「この泥棒!泥棒!」と騒ぐようになりました。

度重なる事件のストレスで、母はうつ病とパニックを同時に起こしていました。

あわてて病院に連れて行き、脳のCTスキャンを撮りましたが、アルツハイマー型認知症ではない。(脳の萎縮は見られない)との事。

処方されたのは、初期の認知症の予防薬と、気持ちを落ち着ける漢方薬。そして睡眠導入剤。

しかし薬は全く効き目を見せず、睡眠薬は飲ませようとしても受け入れません。

母は(夫の叔父も然り)「薬は体に悪い」と信じ切っているのです。

気丈な父もさすがに疲れ果てたのか、私達に「何とか同居を考えてもらえないか」と打診してきました。

父がそんな事を言って来るとは…。

しかしその時は「さすがにそれはちょっと無理だと思う」と断りました。

「でも、こんなにも家の中が荒れてしまうなんて…。」

思いもしなかった出来事にショックを隠せませんでした。

それにしてもテレビで見たことのあるゴミ屋敷。

まさか自分の実家がそうなろうとは…。

人生がワイドショーに近づいている。

2017年の冬です。

#母の介護#認知症#ゴミ屋敷

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