廊下をまっすぐ歩けない
斜めの床で暮らすことになった日
2018年、とうとう私達夫婦は実家の二階に引っ越しました。
しかし、実家の二階を片付けるのに精一杯で、自分達の住んでいた家はとうとう最後まで片付けられませんでした。
引っ越しに利用したのは「引っ越し楽々パック」
朝早く4人の女性達(梱包のプロ)がやって来て、4時間ほどできれいに荷造りをしてくれました。
素早く、しかも丁寧に。
ただ、いらない物を処分するタイミングを失ったのは後の後悔につながりました。
荷物全てを実家の二階に収めるスペースはなく、大きな家具はそのまま元の家に置いておくしかありませんでした。
私達が住む二階は三部屋プラス洗面所とトイレ。
二階に台所とお風呂がないのは悩ましい…。
しかし当時すでに母は家事ができない状態だったため、当初はあまり気にしていませんでした。
引っ越し最初の夜、あまりの疲れに爆睡。
ところが次の日、起きて立ち上がろうとしてもめまいがして布団から起き上がれないのです。
何度起きようとしても身体が布団に転がってしまいます。
「よっぽど疲れたんだわ」と布団を伝って畳に足をつけ、再び立ち上がろうとして又布団に倒れました。
「………?」
それを見て夫が笑います。
「大丈夫?やっぱり疲れたよね。」
夫も笑いながら立ち上がろうとしたのですがやはり布団に倒れました。
「何これ?どういう事?」と二人で大笑いしながら何度も立ち上がろうとしては倒れます。
起き上がれない…なんで?
地震?いやいや斜めなんです。
古くて斜めになった二階の床に重い荷物を運び込んで明けた翌日、家の二階はさらに傾いていました。
廊下を歩くとまっすぐ歩けず、ふらついて身体が壁に当たります。
まさに揺れる船に乗っているような…。
平衡感覚がおかしくなっている。
「なんてこった…。」
同居二日目の朝でした。
#母の介護#うつ病#認知症#親と同居生活


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