まるでカフェのよう!おしゃれなデイサービス

デイサービスに生まれて初めて行きました。

最初は少し病院の延長のような想像をしていたのです。

ケアマネさんに勧められて母のデイサービスに見学に行ってみると、びっくりするほどおしゃれな空間が広がっていました。

吹き抜けがある大きなオープンキッチン。

入り口には大きな薪ストーブ。

「カフェみたい!とても素敵!」

午前中は看護師さんと一緒に参加者が輪になって体操をしたりゲームをします。

お昼はバイキング形式で、自分で好きなおかずを取りに行きおかわりもできるのです。

何より見た目もきれいでおいしいのです。

「こんな所があるなんて!」と眼から鱗でした。

後に、この場所は母の生きがいになっていきました。

ただ、この頃の母は自分の体が曲がってしまった事で深く落ち込んでいました。

おしゃれで外出が大好きだった母。

業者さんが、車輪のついた歩行器を持って来てくれましたが、体が前に曲がったのならまだしも右に曲がった体では、歩行器を持ったまま斜めに倒れてしまうのです。

母は歩くのが不自由になった事で、家から出る事を極端に嫌がるようになりました。

家の中でもいじけて何をしても気に入らず、常に不機嫌で家族に当たりました。

今考えると本当に辛かったのだと思いますが、私にはとらえようがなく、ただただ悩むばかりでした。

以前から人一倍健康に気を使い、体操や、水泳ウォーキングに行って努力していた母。

それが一瞬で水の泡になってしまいました。

うつ病になって更に体も曲がってしまったのですから、体と心は密接に繋がっているのだと思いました。

身体の健康も大切ですが、心の健康はもっと大切だったと気づいた出来事でした。

ちなみにこの頃、玄関の上がり框の移動式ポールは、毎日毎日、母に八つ当たられ、疲れきった体を支えるのに母より私の方が助かっていいました。

毎日、家に帰ると介助用の玄関のポールにつかまりやっとの思いでスリッパを履きました。

体力の限界がそろそろと近づいていました。

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