家の管理について(1)雑草だらけの庭の行方

叔父の家は閑静な住宅地の中にあります。

そこそこ広い土地の中には小さな平屋が建っています。

以前は土地の半分は畑で、四季折々の花も植えられていました。

叔父の趣味である家庭菜園と花壇は見た目も美しく、以前は家を訪れると叔父が私達に野菜や花の説明をしてくれました。

春になると芝桜が咲き乱れ、高台にある土地は風が良く通り、気持ち良いのです。

しかし、叔父が認知症を発症し、庭の手入れが出来なくなってからは近所の人の苦情が度々スナックのママに入るようになりました。

「庭の雑草を何とかしてください。虫が大量発生して困っています!」

陽当たりの良い広い土地は、雑草が生え始めるとものすごい勢いであっという間に背丈ほどになるのです。

夏は蚊が大量に発生し、近所は大迷惑です。

隣人の苦情を聞いて、ママがスナックのお客さんで便利屋さんをやっている男性を紹介してくれました。

便利屋さんのタナベさんは叔父の飲み仲間です。

タナベさんは「タカオさんにはいつもお世話になっているから」と破格の値段で庭を管理してくれる事になりました。

タナベさんは本職は塾の先生、昼間の空いている時間で便利屋さんを営んでいます。

仕事ぶりは緻密で正確、広い土地の隅から隅まで細かい雑草一つ見つけられないほど庭をきれいにしてくれました。

持つべきものは近所の飲み友達、ママの人脈に脱帽です。

便利屋のタナベさんとはここから長いお付き合いが続きます。

#介護 #認知症 #遠距離 #便利屋さん

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