母娘でダイエットの効果

父ががむしゃらに家事をこなすようになってから、ぽっちゃり体型だった母はどんどん痩せていきました。

一生懸命家事に勤しむ父には申し訳ないのですが、全ての料理に醤油だけの味付け料理はとてつもなくまずいのです。

母は一日中塞ぎこんで笑わなくなりました。

いつも明るかった母が笑わなくなったのはとてもつらい出来事でした。

食欲のない母に少しでもおいしいものを食べてもらいたくて、母の通院の帰りにはいつも二人でレストランに行きます。

「何が食べたいの?」と聞くと「お肉が食べたい」と言い、あれほど好きだった甘い物はいっさい口にしなくなりました。

行きつけのクリニックでは、うつ病の薬、血圧の薬、認知症初期の薬を処方してもらっていましたが、この頃すでに母は薬を自分で管理する事が出来なくなっていました。

食事の後、テーブルの上で一心不乱に薬の仕分けをしている私を見て、店員さんは「いつも大変ですね!」と声をかけてくれます。

この頃から、知らない人の何気ない言葉や、思いやりのある行動をうれしく感じる事が増えました。

電車に乗ると、必ず手を貸してくれたり席を譲ってくれる人がいるのです。

母を連れて外出をする度に、今まで感じなかった人の温かさに触れ、感謝の気持ちがこみ上げました。

父は一日おきに私が大量に作る鍋料理を楽しみに、同居を夢見るようになりました。

私達夫婦の同居に向けてのカウントダウンが始まりました。

#母の介護#うつ病#認知症

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