床を3日で張り替える勢い
喉から手が出るほど欲しい人
私達夫婦がようやく引っ越しを決意し重たい腰を上げた頃。
仕事と実家の往復で自宅の中は荒れていました。
引っ越しの日取りは決めたものの、掃除をする時間も荷物をまとめる時間もないのです。
そこで私達は「引っ越し楽々パック」を利用する事にしました。
引っ越し業者にもらったカタログの中には「引っ越しお掃除お任せパック」もあり、自宅と実家の水回りのお掃除を同時にお願いしたのです。
ところが、数ヶ月かけて実家の二階の荷物を空にして、改めて部屋を歩いてみると、何だか床が傾いている?
思えば実家は築40年を過ぎた古屋です。
内装のリフォームは何度かしているので家の中は一見綺麗なのですが、土台の方は限界を迎えていたようです。
引っ越し3日前の事でしたが、「床が斜めの家にはさすがに住めない」と父に言った途端、すぐさま馴染みの大工さんに連絡し、次の日には新しい床を上から張ってしまいました。
「上から新しい床を張っただけで斜めになっている事は変わらないじゃない…」とあきれたのですが、どうしても一緒に住んでもらいたい父は必死でした。
2018年、父の熱意に負け、とうとう私達は実家に引っ越しました。
両親の喜びようお祝いムードは満点で、父は引っ越し当日正装スーツに身を包み、背広の胸ポケットを赤いハンカチで飾り、私達を連れて挨拶回りに行きました。
「今日から娘夫婦が同居します」などとニコニコしながら近所を回るのです。
本当に恥ずかしい…。
しかしこの二年半後、もっと恥ずかしい事が起こります。
#母の介護#うつ病#認知症#親と同居生活


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