アルコール依存症について(2)近所の町医者

叔父は、月に一度、近所の内科に通っていました。

長年の不眠症と物忘れの症状で、睡眠薬と認知症の薬を処方してもらっていたのです。

しかし、この頃すでに5分前の出来事を記憶できない状態で、認知症の薬をもらっても処方通りに飲むことは出来ませんでしたし、定期的に内科に通院する事も出来なくなっていました。

叔父は自分の記憶が続かない事を深く悩んでいました。

会う度に騒ぎます。

「俺は頭がおかしくなった!パニックなんだ!」

叔父の家から帰宅し、「今家に着きました」と電話をすると、叔父は数時間前に会った事をすでに忘れています。

「あれ?久しぶりだな!元気だったか?」

「はい。お久しぶりですね。お元気ですか?」

私達は叔父を混乱させないよう話しを合わせました。

ヘルパーさんが入ってからは服薬の促しをしてくれていましたが、飲酒の量は更に増えていきました。

毎日酔っ払いながらふらふらと徘徊するので、近所の人からスナックのママ(自治会班長)に度々苦情が入ります。

ヘルパーさんの訴えもあり、とうとうかかりつけの内科に相談に行くことになりました。

私「先生、叔父は毎日朝から晩までお酒を飲んでいていつも手や身体が震えています。

アルコール依存の診断書を書いていただき一度専門の病院に診てもらいたいのです。」

先生「そんな事はない!タカオさんは断じてアルコール依存ではない!」

私「でも一日中酔っていますし、記憶も5分と持たないんです。そのせいで認知症もかなり

進んでいると思うのですが…。」

先生「ただの物忘れだ!アルコールは関係ない!」

私達の訴えに、先生は顔を真っ赤にして大きな声で怒りだしました。

そして私達の言う事には耳を貸さず、診断書を書く事も拒絶しました。

自分の診断にクレームをつけられたと思ったのか、「関係のない外野(親族)が何をいう!」と興奮する先生。

その後も日を改めて何度かお願いに行きましたが、診断書は書いてもらえませんでした。

いつもアルコールの話をすると興奮する先生。顔が赤くて手もぶるぶる震えています。

「叔父さんよりも震えがひどい…。もしかして酔っているの?だいたい手があんなに震えていたら字も書けないよね…。」

小声で愚痴が止まらない私でした。

#介護 #認知症 #叔父 #アルコール依存症

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