叔父とママ(スナック)との心の絆
「迷子になったら探してほしい」叔父のせつない気持ち
叔父は20年ほど前から近所のスナックに週1回、通っていました。
2011年の震災の際には互いに助け合い、ママとはさらに仲良くなりました。
面倒見の良い姉御肌のママは、ひとり暮らしの叔父におにぎりを差し入れ、叔父はお返しに灯油を分けました。
近所同士の付き合いも深まり、スナックは近所のコミュニティの場としてますます賑わいました。
そんな中、いままで年1~2回しか会うことのなかった親戚が、あれこれ口を出し始めたのですから叔父も面白くなかったと思います。
叔父はママと私達が関わる事もとても嫌がりましたが、私達夫婦とママは、叔父に内緒で互いを尊重する関係を長い間続けました。
叔父の家に行くと、必ずママに声をかけ、営業前のスナックで色々と話しを聞きました。
ある時叔父は「俺の頭はもうだめだ。自分の家もわからなくなるかもしれない。俺が迷子になったら探して迎えにきて欲しいんだ…」とママに言ったそうです。
ママはその話しをしながら「せつないわよね…」と涙を流しました。
姉御肌で人情厚いママだからこそ、スナックは繁盛しているのだと思いました。
「いずれはユミちゃんにこのお店をまかせようと思うの。私も週2~3回は顔を出すようにしたいのよ。」ママは夢を語ります。
金曜日のユミちゃん…魅力あふれる人なんだろうな…。
そうして会ったことがないユミちゃんの妄想は膨らみ続けるのでした。
#介護 #認知症 #スナック #叔父の介護


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