アルコール依存症について(4)通院の始め
叔父の頑固さに思わず泣いてしまった日
叔父のアルコール依存症が日々進行して行く中、ケアマネジャー(ケアマネ)さんが地元の大きな病院を紹介してくれることになりました。
悩み抜いた時間は何だったのか?と思うほどスムーズに予約が取れた日、叔父と一緒にタクシーに乗りました。
ところが、タクシーから降りて病院を見た叔父は急に顔色を変えて、「こんなところに俺は絶対に行かない!」と反対方向に足早で歩き始めました。
まさかの逃亡?💦私達はあわてて叔父を追いかけましたが、「ここは有名な精神病院だ、俺は正常だ!」と騒ぎます。
いつも通り一筋縄ではいきません…この時点で疲れがどっと吹き出しました💦
何とか叔父をなだめ、初診のための面談室に入ると、若くてきれいな女性の相談員が名刺を持って現れました。
その瞬間、叔父の機嫌はうそのよう直りました。
この日初めてお会いした若い相談員の女性(サダさん)とはこの日から長いお付き合いが続く事になりますが、問診の時間はとても気まずい時間になりました。
叔父と同席だったため、詳しい話しができない、本当の事が言えない、もどかしい気持ちのまま医師の診察に移ります。
担当医は病院の院長先生でした。
「朝は健康のためウォーキングをしています。昼間は庭の手入れをします。お酒はたまにたしなむ程度ですね。」叔父のすらすらとよどみない話し(何年も前の習慣だと思う💦)に口を挟むこともできません。
親族の話しも聞かず、認知症の叔父の話しだけを受ける医師に、私達は不信感が芽生えていきました。
このまま診察が終わってしまっては、アルコール依存症が改善するとは思えません。
案の定、治療も投薬もなく、病院に付属しているデイサービスの利用する、との診断です。
このままでは今までの苦労が水の泡になる!
私「先生、何とか叔父を入院しながら治療する事はできませんか?」
「本人が希望しない入院は許可できません。」
院長先生のきっぱりとした返事に、私は思わず涙を流していました。
隣に座っていた叔父が不信感いっぱいの顔で私をにらみました。
この日、私は何だか情けなくて、涙が止まりませんでした。
後日、「こんなに状態がひどいのであればなぜもっと早く言ってくれなかったのか、もっと早く言ってくれれば即入院させたのに。」と院長先生が言った時。
この日から実に3年の月日が経っていました。
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